恩師サラ・バラスの映画「パッション・フラメンコ」大阪→神戸で公開

今や押しも押されぬ 現代フラメンコの大スター「サラ・バラス氏」
そのサラ・バラス主演のドキュメンタリー映画「パッション・フラメンコ」が、
◆2017.9/2(土)~ 大阪梅田 シネ・リーブル梅田
◆2017.9/16(土)~ 神戸三宮 シネ・リーブル神戸
で公開されます。関西の皆さん、楽しみですね(*´▽`*)☆彡

 

サラ・バラス主演の映画パッション・フラメンコのフライヤー

 

サラの故郷は、スペイン南部アンダルシアの港町カディス。
フラメンコで「カディス」と言えば「アレグリアス」です。
今は亡きカディス出身の巨匠カンタオール(フラメンコの歌い手) チャノ・ロバートが歌うアレグリアスは絶品で、古いVHSビデオの記録映像を繰り返し見たものでした。

アレグリアス Alegrias
「喜び」という意味の‘alegria’に由来する。
港町カディス発祥の陽気で躍動感に満ちた曲。

 

<岡島久子とサラ・バラス>

私、岡島久子は、スターの階段駆け上がる直前?のサラ・バラス氏に師事したことがあります。
当時、初々しさ満ちた頃から、サラの十八番はアレグリアス。
私がサラに習ったのも、もちろんアレグリアスでした。
(^-^) →いつもこんなニコニコ目で明るいサラ。
おかげで今でも、サラ=アレグリアスと条件反射的に連想してしまいます。

多くの著名アルティスタに師事しつつも、一緒に写真を撮ったりサインをもらったりに全く興味のない私…
よってサラとの写真は残っていませんが、サラが自発的にペンを取り、私のシューズ袋に名前を書いてくれました↓↓

私が使っていたハローキティのシューズ袋に、「HISAKO♥」と書き入れてくれたのです( ´艸`)
スペイン語では「H」を発音しないために「ひさこ」という名が珍しく、きゃっきゃと面白がっていましたね。
普通にサインをもらうより、印象深い思い出となりました。笑

 

<岡島久子とカディス>

サラに習った後、私は何度かカディスを訪れました。
特別な目的があって訪問したことはなく、長期滞在のセビージャやへレスから小旅行気分でふらっと赴くのがほとんど。
海沿いに立ち並ぶパルメラ(ヤシの木)・プラヤ(ビーチ)・潮の香り… 私の故郷 南紀白浜と重なる原風景に、何となく魅かれるのかもしれません。

カディスの公園で夜明かしする羽目になった時には、居合わせた地元のおじさんたちが代わる代わる、明け方までアレグリアスを歌って聞かせてくれました。
フラメンコの‘コンパス’的には滅茶苦茶なアレグリアスでしたが、そんな粗野で無骨な表現こそ、生活の中にある自然なフラメンコと言えるでしょう。

 

<岡島久子とフラメンコ>

話戻って… 岡島久子が踊るアレグリアス、生徒さんに教えるアレグリアスには、カディス出身の偉大なフラメンコ舞踊家 サラ・バラス氏の振付けエッセンスが含まれています。
そこにカディスのアイレ(雰囲気)、自らの経験と見識をプラスして、オリジナリティ溢れた自然な表現をお届けできるよう、日々精進&精進です。汗

日本人フラメンコダンサーのパフォーマンスには「日本(和)」の域を出ない場合があり、私はそれを良しとしていません。
(和モノを題材にしたステージがNGという意味ではなく、演者自体から感じる雰囲気のことです。)
「フラメンコであるからには、日本人のアイデンティティと誇りはそのままに、スペインのアイレ漂うものでありたい。」というのが私の持論かつ理想。

それ故、ライブ観覧のお客様から「まるでスペインで見ているようだった」
「昔行ったスペインを思い出す」と感想を頂戴するのは、私にとって何にも勝る誉め言葉です。
経験に基づいた‘人となり’を演技で伝えられることこそ、フラメンコ(=人生)修行の成果と言えるのではないでしょうか。
私はまだまだ道半ばです。苦笑
岡島久子 プロフィール

 

おまけの映画情報です↓↓
◆2017.9/16(土)~ 大阪梅田 テアトル梅田 にて
アントニオ・ガデス舞踊団 in シネマ
「カルメン」「血の婚礼/フラメンコ組曲」期間限定公開!

ガデス生誕75周年を記念して2011年に行われた、マドリード王立劇場特別公演のライブ映像です。
※詳しくは「テアトル梅田」WEBサイト にてご確認ください。

 

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